こんにちは。今回は3/7に開催予定の伝説の飛翔オフ - しましまのポケカメモ(詳細はクリックして見てください)で行われる予定のADV-PCGレギュレーションにて必要となるであろう現行ルールと過去ルールの差異についてざっくりと纏めた記事となってます。自分にしては今回は真面目な記事です。
はじめに
基本的には今のポケカとあんま変わらないんでまずはポケカのルールについて調べてからこの記事を読んでくれよな!!!!!!!!
目次
1.対戦時のスタートアップに関して
対戦開始時の流れとしては
デッキをカット
↓
7枚ドローしてたねポケモンを場に出す(たねがいないなら引き直し)
↓
サイドを並べる(今回のオフではスタンダードルールなので6枚)
↓
じゃんけん(勝った人が強制で先攻に)
となってます。
現行との大きな差異を挙げるとするなら
- セットアップ後にじゃんけんを行う
- じゃんけんは勝った人が強制で先攻になる(選べない)
と、主にこの2つですかね。
特に2番目は対戦に大きくかかわる部分なので覚えておきましょう。
2.先攻と後攻の1ターン目にできること
まず、先攻と後攻が1ターン目にできることに関して
- 先攻
- ターン開始時のドローができない
- わざが使える
- ポケパワーが使える
- サポートが使えない
- サポート以外のトレーナーズが使える
- 後攻
- ターン開始時のドローができる
- わざが使える
- ポケパワーが使える
- サポートが使える
- サポート以外のトレーナーズが使える
基本的にこんな感じです。2つを比べると後攻の方がやれることが多いですね。
ただし、先攻でもわざの使用が可能なので、1ターン目にゲームセットなんてことがあるかも…?
3.サポーターの処理について
サポーターなんですけど、今とちょっと処理が違うんですよね。
どういう部分が違うのかというと、サポーター使用後はすぐトラッシュに行かず、自分の番の終わりにトラッシュされるといったもの。
ここら辺が特に重要になってくるカードとして、ジュペッタexのわざ「かげのじゅもん」など、トラッシュにあるサポートを参照する効果を持つものが挙げられるため、覚えておきましょう。
4.特殊状態に関するルールについて
どく・やけどの状態異常に関してはサンムーンで変化したのが原因で分かり辛くなっていますし、雷振/封印マーカーなどの特殊な状態についての裁定なども存在しますので、この機会におさらいしておきましょう。
-
どく
-
どく状態になった場合は目印として「どくマーカー」を乗せます。
- ポケモンチェックのたびにダメカンを1つずつ乗せます。
- 「にげる」ことは可能です
-
やけど
- やけど状態になった場合は目印として「やけどマーカー」を乗せます。
- やけどポケモンの持ち主はポケモンチェックのたびにコインを投げます。
- ウラが出た場合はダメカンを2個乗せます。
- 「にげる」ことは可能です。
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ねむり
- ねむり状態になった場合は目印として左向きにカードを横にします。
- ねむりが回復するまではワザをつかうことも「にげる」もできません。
- ねむりポケモンの持ち主はポケモンチェックのたびにコインを投げ、オモテが出ると回復しますが、ウラが出るとねむり状態は続きます。
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こんらん
- こんらん状態になった場合は目印としてカードを上下逆さ向きにします。
- こんらんのポケモンはワザを使うとき、コインを1回投げます。
- オモテならワザが成功し、ウラならワザが失敗したうえで、ワザをつかったポケモン自身にダメージカウンターを3個乗せます。
- 「にげる」ことは可能です。
さて、ここまでの特殊状態が普段よく見るやつですね。これらの特殊状態は、ベンチに逃げれば回復します。
次からはPCGレギュレーションでのみ存在する特殊状態に関してです。
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封印
- サーナイトexδ種のポケパワー「ふういん」の効果で相手のポケモン1匹に「封印マーカー」を乗せることができます。
- 「封印マーカー」を乗せられたポケモンは「ポケパワー」を使うことが出来ず、「ポケボディー」もはたらかなくなります。
- 「封印マーカー」はベンチポケモンにも乗せることができます。
- 「封印マーカー」は進化・退化・一部のポケパワーによって取り除かれます。
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雷震
- バンギラスexδ種のワザ「エレマーク」をつかうことで相手のポケモン1匹に「雷震マーカー」を乗せることができます。
- 「雷震マーカー」を乗せられたポケモンをバンギラスexδ種のワザ「らいしん」で「きぜつ」させることが可能です。
- 「雷震マーカー」はベンチポケモンにも乗せることができます。
- 「雷震マーカー」は進化・退化・一部のポケパワーによって取り除かれます。
こんなところでしょうか。
ちなみに上記2種類のマーカーに関してはベンチに逃げても回復はしません。
5.その他のルールについて
ここからは特定のカードに関してのお話です。
5.1.ふしぎなアメに関して
皆さんご存知ふしぎなアメ。たねポケモンをいきなり2進化ポケモンに進化させることが出来る便利カードですね。
でも実はPCGだとそれだけじゃないんです。なんと、
ということが出来ちゃいます。
先攻1ターン目からいきなり進化後の超強力なexポケモンが登場!なんて場面もあり得るカモ?
5.2.相手のポケモン1匹に○○ダメージ~みたいなわざに関して
代表的なカードを挙げると
この子のわざ「ポイントショート」などが該当しますね。
わざ「ポイントショート」は相手のポケモン1匹にダメージを与えるわざ。そのため、ベンチポケモンに対してダメージを与えることも可能となっています。
ただし、よくベンチ狙撃技などに記載してあるはずの「弱点・抵抗力は計算しない」といった表記がないことがわかります。
では弱点を計算するのか?
答えはNOです。ベンチに攻撃を行う場合は「弱点・抵抗力は計算しない」というのが基本となるので覚えておきましょう。
ちなみにバトル場のポケモンに「ポイントショート」を撃った場合はしっかりと弱点・抵抗力の計算は入るためそこも確認しておきましょう。
5.3.ワザマシンとポケモンのどうぐに関して
ADV-PCG期には「ワザマシン」と呼ばれる「ポケモンにもたせるとワザマシンに記載してあるわざを1回使うことができる」トレーナーズが存在します。
ところでポケモンカードには同じく、ポケモンに持たせることで強力な効果を付与することが出来る「ポケモンのどうぐ」といったトレーナーズカードも存在することはご存知ですよね?
ポケモンのどうぐは基本的に1ポケモンに対して1個しか持たせることが出来ません。
ならポケモンのどうぐでないワザマシンと一緒に持たせることが可能なのか?
答えはYESです。どちらの恩恵も受けることが出来るは非常に強力ですね。
5.4.化石に関して
化石に関してなのですが、現行のレギュレーションでは「対戦準備の際、化石を場に出すことはできない」といった裁定があるのですが、ADV-PCGレギュレーションでは「出すこともできますし、引き直すこともできます。どちらにするかはデッキの持ち主が決めます。」といった裁定になっています。(ポケモンカードゲーム公式ガイド2003-05参照)
しかし、ポケモンカード説明書第7版(2005年6月以降に発行されたもの)以降ではこのルールは変更され「手札にたねポケモンとして出せるポケモンカードが化石カード以外に無い場合、化石カードを出さなくてはならない」と言ったルールに変更されています。
時期によって変わるので、こちらは注意しましょう。(とはいえ通常の大会では基本的に2006年夏の環境が使用されるため、基本的には後者のルールが用いられることが多くなると思います。)
また、化石が「きぜつ」した際の処理ですが、ADV-PCG期、及びPCG期までは「サイドが取られない」といった裁定になっており、WCP(ワールドチャンピオンズパック)の発売後は「サイドが取られる」といった裁定になりました。
ここら辺のルールに関しては大会ごとに違うと思うので化石を使用する際はチェックしてみてください。
5.5.鋼・悪エネルギーに関して
この時代は鋼・悪の2タイプが少々特殊でして、なんと基本鋼エネルギー・基本悪エネルギーが存在しません。 ナ、ナンダッテー
存在するのは
悪特殊エネルギー
鋼特殊エネルギー
ダークメタルエネルギー
この3種類のみとなってます。少ない!
また、こちらがダークメタルエネルギーの画像となっているのですが、テキストに「特殊エネルギーの効果は含まれない」との記載されているんですよね。
このテキスト、特殊悪エネルギーの追加効果、及び特殊鋼エネルギーの追加効果を持たないという意味のテキストになってます。つまりこのエネルギー自体は特殊エネルギーとして扱われるといった認識で問題ないということなんですね~~~~~~~~~~いやわかりづれぇよ!
くれぐれも基本エネルギー扱いされるなら不思議な大樹とかでもってこれるじゃん!wみたいな勘違いは起こさないよう気を付けてくださいね。
5.6.ダブルバトル関連のテキストに関して
当時のポケカにはダブルバトルっていうのがあったんですよね。その影響でしばしばダブルバトル用のテキストというものが用意されていることがあります。
それでもって今回見てもらいたい2種類のカードはコチラ
こちらのカードはどちらも「相手のベンチポケモンを選び、相手のバトルポケモンと入れ替える」といった効果を持ってます。
んでもってその先には「(入れ替えるバトルポケモンは相手プレイヤーが選ぶ)」といった文言が。
これを空目して、「入れ替える”””(ベンチ)ポケモン”””は相手プレイヤーが選ぶ」とか思っちゃうアホがいるんですよね。まあ私なんですけど!!!!!!
げ バトルポケモンをベンチポケモンと空目してた
— ハンター (@245_SHEERCOLD) September 20, 2019
もしかして逆マジも同じか… いや周りに騙されてたわ
というわけで相手が選ぶ対象が「こちらのバトルポケモン」なのか「相手自身のポケモン」なのか
…ちゃんと見ましょうね?
6.さいごに
さて、ここまででざっくりとADV-PCGレギュレーションのルールについて触れてきました。 結構今と昔で違う部分が多いので最初は慣れないことが多いかもですね。
他にもルールに関してわからないことや、記事に問題があった場合などはTwitter(@245_SHEERCOLD)までどうぞ。